ノスタルギガンテス

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噴きたつ地獄の予兆。
残すは十臓の一太刀のみ…


噴き出した地獄の予兆により、吹き飛ばされ気絶した一同。
ひと足先に目覚めた丈瑠は近くに倒れることはと茉子に声をかける。
時を同じくして千明と流ノ介、また源太も目を覚ます。
そんな源太の側には十臓が。

“死んではないよな…”と思いつつ立ち上がると、十臓から呻き声が。
咄嗟にスシチェンジャーを構え「今なら倒せる」と思いつつも、十臓とウラマサの関係を知ってしまった故に悩む。
長い葛藤の末に十臓を見逃す源太。


正体不明の噴出＜地獄の予兆＞は止まる気配がない。
地図を囲んで話し合う一同と一人輪から離れて座る源太。
『あるとすれば、十臓』
その言葉に思わず顔を上げる源太。
「テンゲン寺に墓があった」と告げる殿。
「家族の為って言われたら、やっぱ協力するやんな…」
「止めるしかない。どんな事情があってもな」
皆の会話に、いたたまれなくなった源太は「すまねぇ！」と唐突に謝る。
皆はキョトン。
「俺、さっき…十臓を倒せたのに、わざと見逃した」
源太の告白に、動揺する一同。
「怪我してるみてぇだったし、俺一人でなんとか出来たかも知れねぇんだ。なのに、あいつの家族とか考えてたら…でも、そのせいで沢山の人が危険に曝されたまんまだ。…丈ちゃん、すまねぇ」
千明は「しょうがねぇよ」と慰めるも、「甘ぇんだよ、俺は」と自身を叱責する源太。
「生まれついての侍じゃねぇってのは、こういう所かも知れねぇ」
そこに「確かにな、甘すぎた。十臓をやる絶好の機会だったのは確かだ！」と流。
「源ちゃんにそんな卑怯な事出来るかっつの」と肩を持つ千明に反して、流は「それでこの世が護れるんだぞ！！」と至極真っ当な意見を。
「それが侍としての覚悟だ」
流ノ介の言葉が痛く突き刺さった源太は、「戦わなきゃなんねぇんだよな、本当に悪かった」と、言い残して座敷を後にする。


家族の墓の前に現れる十臓。
アクマロの言葉を思い出し、自分の女房を思い出す十臓。
そして、アクマロからウラマサを受け取った時の事も…。


屋台に戻った源太。
親分の怪我を心配する、ダイゴヨウ。
「やっぱり俺は寿司屋か！！」て、自分が侍に成り切れない事に苛立つ源太。
何も知らないダイゴヨウは「あったり前じゃないっすか」と言って、八つ当たりされてしまった…！
可哀相に。
全く以て、源太らしくない。
でもそれくらいショックだったんだろな、と思った。


早朝(？)、どこかに行こうとする流を呼び止める千明。
「もしかして、お前も源ちゃんのとこ？やっぱ気になってんじゃん」
「当然だ」と、返す流。
やっぱり、『侍』という枠を抜きにしても今まで戦ってきた大事な仲間だもんな。
ここで気にしない方が可笑しいよな。
でも影から二人を見つめる殿とガールズもカワユシでした。

そこに駆け込んで(飛んで？)きたダイゴヨウ。
「親分が十臓の責任取るって、一人で！」
驚く面々に追い打ちをかけるように、隙間センサーが鳴る。
殿とガールズはアクマロの所へ、流と千明は源太の所へ。


テンゲン寺を歩く十臓の前に現れた、源太。
「寿司屋、何しにきた」
「行くのか？アクマロの言う通り、ウラマサで地獄を」
「止めたいのか。ならば何故あの時止めなかった」
「俺が寿司屋だから…」
「面白いと思っていたが、本当に面白いな」
そして、サカナマルを構える源太。
しばらく対峙したあと、正直斬り合うのかと思ってたので土下座は意外でした(笑)
「俺はやっぱ侍に成り切れねぇ。外道衆は許せねぇけど、家族の魂救いてぇって奴はどうしても剣で止められねぇ。だから、だから頼むしかねぇ。ウラマサを諦めてくれ。この通りだ！！」
でも、とっても男前だと思いました。

その後、十臓に「寿司を握ってる方が似合いだ」と、剣を振りかざされた時はドキドキ。
でも、階下まで駆け付けていた流と千明がギリギリで止めて、
「うちの六人目がなんだって？」
「我々はこの男程人が良くない。遠慮なく力付くで行くぞ」
ここの千明の台詞が堪らなく好きです！
台詞回しも。
すげぇ、カッコイイ！！(≧∀≦)
この後に続く殺陣も良かったなー
千明らしい大振りな剣と正攻法で生真面目な剣で、性格が出てて。←
途中で「くだらん」て、抜ける十臓がアッパレ！(笑)
やっぱ二人掛かりでも、殿と斬り合う以上の快感は得られないということなのか。

歩いていく十臓に「早く追いかけようぜ」と急かす千明。
「情けねぇ。俺はこんなに甘い」と未だ意気消沈する源太に、
「それでこそ源ちゃんだろ、格好良かったよ」
「私にはとても出来ない。源太…多分お前の様な侍が私達には必要なんだ。殿達もきっとそう思っている」
「行こうぜ！地獄なんか、この世に出して堪るかよ」
ここの台詞達も好きです！！
二人の言葉を受けて、力強く頷いてサカナマルを受け取る源太もまた格好良し。


地獄の入口で戦う殿達。
ナナシは一掃出来ても、アクマロは強く一筋縄では倒せない。
そこに現れた、十臓。
アクマロは十臓にウラマサを渡し、
「ご家族も喜んでる様子。さぁ早く、魂の解放を。そして、我には地獄を…」
殿も、後から駆け付けた三人も止めようと試みるも事如くアクマロに阻まれてしまった六人。
「今です」とアクマロに言われ、振りかざされた剣は地獄の入口ではなくアクマロへと振り下ろされた。
予想外の展開に驚く面々。
「ウラマサの正体など、初めて見た時から気付いていた」
「では、家族と知りながら200年もウラマサで人を…」
「外道に墜ちるとはそういう事だろう」
笑い方も気味が悪いが、こん時の目玉(カラコン？)が最高に気持ち悪いですね！←
「もはやこいつも一蓮托生」
そういって、アクマロを貫く姿は外道過ぎるぜ、十臓さんよ。
「元の切れ味だ、礼を言っておこうか」
そして突如現れた、太夫さん(笑)
「人でないお前が人の情を頼りにしたのが失敗だったな」と言ってアクマロを足蹴にし始めたのは、ちと笑った。
「十臓さん、あんたさんこそ本当の外道でござります」という言葉を受けて、
「だとすれば、俺にやらせても無駄だったという事だ」と地獄の入口に向けて剣を振り下ろす十臓。
そして発動しない裏見がんどう返し。
「我の何百年もの思いが…！」といい、半狂乱で暴れるアクマロ。

モウギュウバズーカと烏賊五輪弾でアクマロを撃ち、アクマロの一の目撃破！


シンケンオーとダイカイオーミナミは切神と、モウギュウダイオウとダイゴヨウでアクマロと対戦。
切神は難無く倒せても、アクマロはやはり強くて苦戦を強いられる六人。

ハオーに成っても、必殺技が効かないアクマロ。
強すぎる！！

窮地に陥った末に思い付いたのが、恐竜折神！
前足がどこに行ったか気になりますね(笑)

最後は恐竜折神きモヂカラを集めて、斬り二の目をやっと撃破。

ドウコクより劣るアクマロを倒すのにハオー＆恐竜を使うとなれば、ドウコクの場合はどうやって倒すんでしょうね？？
想像がつかないです(笑)


帰路に就く六人。
最後尾には源太。
「外道衆…か」と言う呟きに、振り返る五人。
(皆耳良いなぁ、と思ったのは私だけか…笑)
「倒さなきゃいけないんだ、俺達が」
「ああ」
そして、静かに頷く五人。


屋敷に戻った一同は、座敷に鎮座するツリーに驚く。
源太も、在るはずのないツリーに驚きを隠せない。
ダイゴヨウの機転で、ツリーが運ばれ飾られていた。
出来る子過ぎるぜ、ダイゴヨウ！
ただ、てっぺんに突き刺さってるのは如何なもんかと思いましたが(笑)
ツリーの飾り付けがなってなくて、流に直されてる殿に萌え。←
流に指摘される時点でダメだろー(笑)
不器用な殿が可愛かったです。

これから始まる怒涛の展開を前に、良い息抜きポイントなのかも。



次回は年明け。
「志葉家十八代目当主」
意味深なタイトルです。
そして、新たな展開が…